申込期限:2022年12月12日(月)23:59
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− ヘルステックによる予防・健幸都市(Wellness City)の実現に向けて −

AI、IoT、ウェアラブルデバイスなどのテクノロジーを活用して、予防や治療に取り組むヘルステックは、人々の健康な暮らしを支えるカギとして近年ますます注目されてきています。本シンポジウムでは、大学、医師、保健事業者、スタートアップなどの多様な立場の登壇者による講演・ディスカッションを通じて、市民の健幸に向けたヘルステックの活用や期待・展望について考えます。
14:00-14:05 ご挨拶 浜松市長 鈴木康友
14:05-14:45 基調講演 自然と健幸になれるまちづくり
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筑波大学 人間総合科学学術院 教授
スポーツウエルネス学学位プログラム リーダー
スマートウエルネスシティ政策開発研究センター長
久野 譜也 氏
1962年生まれ。筑波大学大学院博士課程医学研究科修了。医学博士。
2011年より現職。2002年に健康増進分野日本初の大学発VB株式会社つくばウエルネスリサーチを設立。代表取締役社長兼任。
科学的根拠に基づいた高齢化社会に対する日本の健康政策の構築を目指す。2009年に成長型長寿社会の確立を目指して全国9市長とSmart Wellness City首長研究会を立ち上げ、現在43都道府県117区市町村に拡大。2020年5月にはSWC首長研究会事務局長として、厚生労働省加藤大臣へ「コロナ禍での健康維持のための提言」を提出。
14:45-15:15 浜松市の取組
浜松ウエルネスプロジェクトについて
健康福祉部健康増進課ウエルネス推進担当課長
原川 知己
浜松市のスタートアップ施策について
産業部スタートアップ推進課長
江馬 正信
15:00-16:15 パネルディスカッション 市民の健幸(Wellness)に向けたヘルステックの活用と期待
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モデレーター
(株)日本総合研究所 プリンシパル
東 博暢 氏
2006 年日本総合研究所入社。2016年2月に、株式会社三井住友銀行と共に、日本の成長戦略の基盤となる先進性の高い技術やビジネスアイデアの事業化を支援しイノベーションを推進する異業種連携の事業コンソーシアム「Incubation & Innovation Initiative(III)」を組成し、全体統括を行う。2018 年から、III に参画する地方自治体と共に、地域の課題解決を通じ、新しい価値の創出し、まちをより魅力的にするためのプログラム未来Smart City Challenge を開始し、令和時代の新たな地方創生に取り組む。
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パネリスト
浜松医科大学 理事(教育・産学連携担当)・副学長
博士(医学)、脳神経外科専門医
山本 清二 氏
1985年 焼津市立総合病院脳神経外科 科長 、1993年 浜松医科大学脳神経外科 助手
2012年 浜松医科大学メディカルフォトニクス研究センター 教授、2016年 浜松医科大学 理事(教育・産学連携担当)・副学長(現職)2008年に先端医療開発特区(スーパー特区)「メディカルフォトニクスを基盤とするシーズの実用化開発」に採択され医療機器を開発。医工連携研究成果に高い独創性を発揮し、製品化3件(内視鏡手術ナビゲータ、デジタル喉頭ストロボ光源、立体外視鏡)を達成。2011年JST地域産学官共同研究拠点整備事業「はままつ次世代光・健康医療産業創出拠点」を創設し、医工連携の「ワンストップ窓口」として、医療機器の開発・事業化の支援から、薬事規制の相談、医療ニーズの収集、医工連携のマッチングまで幅広く対応し、研究統括を務める。
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パネリスト
社会福祉法人聖隷福祉事業団
保健事業部 管理事業部
保健管理室 室長
看護師・保健師・産業カウンセラー
中西 湖雪 氏
浜松医療センターにて臨床7年間、聖隷保健事業部にて巡回健診・人間ドック・特定保健指導・メンタルヘルス・企画開発室・統計情報課を経て、2019年から保健看護管理室室長、保健看護管理室は約300名、その内、看護職は約200名所属しており、保健看護管理室室長、看護部長として活動している。大切にしていることは、フォローのない健診は健診ではない 死ななくていい病気で死なせない ならなくていい病気にさせない。
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パネリスト
株式会社PREVENT 代表取締役
萩原 悠太 氏
名古屋大学大学院医学系研究科修了。
大学院では「オンライン心臓リハビリテーションの構築」をテーマに研究。その後、医学研究所北野病院にて理学療法士として臨床業務に従事。医療現場では解決できない予防医療領域の重要性を痛感し、名古屋大学へ復帰後、2016年に(株)PREVENTを設立、代表取締役に就任。現在、生活習慣病既往者に寄り添う健康づくり支援を受けられるITサービスを提供している。2018年9月には、愛知県内14の健康保険組合での重症化予防に特化したコンソーシアムを立ち上げ、事務局を担当。IBM BlueHub Open Innovation for Healthcare 2016 最優秀賞受賞。経産省主催ジャパンヘルスケアビジネスコンテスト2018優秀賞受賞。2020年にはJ-Startup CENTRAL選出。
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パネリスト
株式会社シルバコンパス 代表取締役
安田 晴彦 氏
映像演出からソフトウェア・ハードウェアまで精通している数少ない映像スペシャリスト
大手広告代理店と大手電機メーカーの依頼による世界初案件の実績を多数。映像演出家の視点から世の中に役立つプロダクトを開発し続けるユニークなイノベーター。シルバコンパス社は、ディスプレイの人物に話かけると実際に本人と対話しているかのような夢のような体験ができる映像対話システム「Talk With」を開発・販売している。自分もしくは専門家が行う対人業務(対話動作)を正確に再現することができるので、様々な分野で対人業務の代替としての期待されており、特に医療、介護、教育、観光分野での活用が期待されている。2023年よりヘルスケアの分野において、高齢者の脳機能をトレーニングしながら、メンタルもサポートする対話ケアサービスを開始予定。リハビリや認知症予防にも繋げたいと考えている。また、コロナ禍でコミュニケーションが少なくなっている高齢の入院患者とその家族を繋ぐケアサポートサービスとしても展開していく。
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パネリスト
SOMPOひまわり生命保険株式会社 事業企画部 サービス企画グループ 課長
宮﨑 雄次 氏
2016年4月よりSOMPOひまわり生命保険 事業企画部へ配属。
保険(Insurance)とヘルスケア(Healthcare)を組み合わせた新たな価値を提供するInsurhealth(インシュアヘルス)のヘルスケア部分について主にR&Dを担当。
すべてのお客様を健康にしたい、という健康応援企業の考えを具現化すべく社内、SOMPOグループ内、社外の様々な方の経験やアイディアを活かす。最新のIoT機器と連動したデジタルメッセージである『リンククロス 血糖コーチング』の開発における初期の調査、設計、ビジネスモデルの検討を実施。協業先企業やグループ会社との折衝、社内調整などプロジェクトマネージャーの立場で牽引した。
浜松市のウエルネス・ヘルスケアビジネス支援の取り組み
浜松市では、人生100年時代を見据えた新たな都市像に「予防・健幸都市」を掲げ、その実現に向けて、浜松ウエルネスプロジェクトを推進しています。 本プロジェクトでは、官民連携プラットフォームとして「浜松ウエルネス推進協議会」と「浜松ウエルネス・ラボ」を設置し、市民に対する「予防・健康事業」と地域企業等に対する「ウエルネス・ヘルスケアビジネス支援事業」を2本柱として、様々な事業を展開しています。
ヘルステック支援に関しては、ウエルネス・ヘルスケアビジネス支援事業の一環として、下記の「実証実験サポート事業」や「ファンドサポート事業」などを実施しています。
実証実験サポート事業【産業部スタートアップ推進課】
全国のスタートアップ等を対象として、浜松市をフィールドとした実証実験プロジェクトを支援しています。実証実験の支援を通じて、本市の抱える社会課題の解決や市民サービスの向上につなげていくとともに、スタートアップ等への支援により本地域の産業振興を図っています。

<サポート内容>
●最大200万円の経費支援(補助率2分の1以内)
●市内公共施設、協力企業が有する施設などの実証実験フィールドの斡旋
●実証実験モニター募集支援、実証実験に係る各種調整等
●法制度に関するアドバイス
●実証事業のPR支援
●その他浜松市が必要と判断する支援

<ヘルステック分野に関する採択事業>
ファンドサポート事業【産業部スタートアップ推進課】
本事業では、急成長を目指す浜松市内のスタートアップが必要とする資金を、豊富な経験と確かな見識を有するVCの投資活動と協調して支援しています。
また、本事業を通して、市内スタートアップの成長促進、市外スタートアップの誘致に加え、スタートアップのアイデアとものづくり企業の技術を融合させ、新しいサービスや製品が次々と生まれることを期待しています。

<サポート内容>
●ベンチャーキャピタル等と協調した資金の交付
対象事業:「はままつ産業イノベーション構想」に掲げる「成長7分野」に関連性のある事業
対象事業の実施期間:2年以内
交付額:交付金の交付額は次の3つの基準のいずれか低いものを超えない金額を上限
①認定ベンチャーキャピタルから受けた投資額
②浜松市が独自に設ける1件あたりの上限金額(シード・R&D枠 1,000万円、一般枠 4,000万円、協業枠 2,000万円)
③申請事業全体事業費の1/2

<ヘルステック分野に関する採択事業>
新産業創出事業費補助金【産業部産業振興課】
浜松市において、重点的に支援をしている「健康・医療分野」を含む成長6分野について、新技術、新製品等の研究開発により事業化を目指す市内中小企業に対し、研究開発費の一部を補助しています。事業化の実現を促し、本市経済をけん引する成長産業の創出を目指しています。

<サポート内容>
●「はままつ産業イノベーション構想」に掲げる「成長6分野」関連事業における新技術・新製品等の開発に関する補助
補助限度額:
①研究開発補助金 事業1件あたり上限500万円
②製品開発補助金 事業1件あたり上限1,000万円
補助率:
2分の1以内

<ヘルステック分野に関するR1採択事業>
浜松市では、このほかにも、企業の進出や成長に対するサポートや補助金をご用意しています。詳しくは、浜松市ベンチャー進出・成長応援サイト「HAMACT!!」をご覧ください。
浜松ウエルネス推進協議会
予防・健幸都市の実現を目指す「浜松ウエルネスプロジェクト」の地域の推進組織である「浜松ウエルネス推進協議会」では、2者以上が連携して行う予防や健康に関するヘルスケア事業に対する補助制度「ウエルネス認証事業費補助金」や、個々の事業サポート等により、地域企業による新たなサービスの創出等の推進、支援しています。
浜松ウエルネス・ラボ
浜松ウエルネスプロジェクトを推進する官民連携組織のひとつである「浜松ウエルネス・ラボ」では、市民の疾病・介護予防や健康増進に寄与する”浜松発“の官民連携社会実証事業を実施し、今後の予防・健康増進政策などに有効なデータやエビデンスなどを取得・蓄積しています。

<浜松ウエルネス・ラボでの官民連携社会実証事業>
キリンホールディングス株式会社  聖隷MCIスタディ~もの忘れが気になる方の認知機能に対するβラクトリンの効果検証研究~
キリンホールディングス株式会社 「笑い」が脳機能に及ぼす健康効果に関する研究
キリンホールディングス株式会社
株式会社ファンケル
中高齢者対象の嗅覚機能と気分・ストレス状態に関する調査研究
スズキ株式会社 高齢ドライバーにおける日常運転行動特性と認知機能の関係性:前向きコホート研究
住友生命保険相互会社 オンライン版スミセイ“Vitality Action”(トップアスリートによる親子スポーツイベント)
SOMPOひまわり生命保険株式会社 デジタル技術&ヒューマンタッチによる血糖コントロール
第一生命保険株式会社 健康増進アプリによる健康増進活動サポート
第一生命保険株式会社 IoT歯ブラシによるオーラルケア
株式会社PREVENT 生活習慣病保有者に対する生活習慣改善支援プログラムの効果検証並びに費用対効果に特化した成果報酬連動型モデルの開発
お問い合わせ
お問い合わせ先
浜松ヘルステックシンポジウム運営事務局
浜松市中区中央2-10-1 浜松青色申告会館5F
株式会社中日アド企画内
TEL:053-452-0556(受付時間 / 平日 10:00~17:00)
主催:浜松市・浜松ウエルネス推進協議会 後援:浜松商工会議所